SEO会社の実績に「嘘」が紛れ込む理由
私はこれまでSEOセカンドオピニオンというサービスを通じて、数多くの企業のSEOコンサルティングに携わってきました。その中で何度も目にしてきたのが、「SEO会社の実績に疑問を持つ」という相談です。
実績を「盛る」「誇張する」「場合によっては嘘をつく」SEO会社が存在するのは、残念ながら事実です。その背景には、SEOという分野特有の事情があります。
- 成果の定義が曖昧で、どこまでを「実績」とするか判断が難しい
- 順位変動は外的要因にも左右されるため、因果関係の証明が困難
- 発注側にSEOの専門知識がないため、虚偽を見抜きにくい
- 実績資料の検証が難しく、第三者による確認が困難
こうした構造的な問題により、実績を”演出”する余地が生まれてしまうのです。
実際にあった「実績の嘘」の事例
私が相談を受けた中で、実際に確認された「実績の嘘」や「誇張」には、次のようなパターンがありました。
事例1:他社の成果を自社実績として掲載
あるWeb担当者の方から「提案を受けたSEO会社の実績サイトを確認したら、知人の会社が載っていたが、その会社は別のSEO会社と契約していた」という相談がありました。調査の結果、実績として掲載されていた複数サイトのうち、実際にその会社が関わっていたのは一部だけでした。
事例2:施策前後の比較が不適切
「月間PVが10倍になった」という実績を掲げている提案書を見せていただいたことがあります。よく確認すると、比較対象が「サイトリニューアル直後の最低値」と「半年後のピーク値」でした。つまり、自然回復とリニューアル効果も含めた数値を、あたかもSEO施策だけの成果のように見せていたのです。
事例3:順位が上がったキーワードだけを選別
「200キーワード以上で順位改善」という実績を謳っている会社がありました。しかし詳細を確認すると、競合がほとんどいない超ニッチなキーワードや、検索ボリュームが月間10以下のようなキーワードばかり。本当に必要なビッグキーワードやミドルキーワードでは成果が出ていませんでした。
実績が「嘘」かどうかを見抜くチェックポイント
では、SEO会社の実績が本当かどうかを見極めるには、どこを確認すればよいのでしょうか。私がこれまでの経験から導き出した、具体的なチェックポイントをご紹介します。
1. 実績サイトのドメインと施策時期を確認する
実績として掲載されているサイトのURLが明記されているかをまず確認してください。URLが書かれていない場合は要注意です。URLがあれば、次の方法で検証できます。
- Internet Archiveで過去のサイトの状態を確認する
- Google検索で「site:ドメイン名 SEO会社名」などで関係性を探る
- 可能であればそのサイトの運営者に直接問い合わせる(LinkedIn等で接点を探す)
2. 数値の「比較条件」を細かく確認する
「〇〇%アップ」「〇倍になった」という数値は、必ず比較の条件を確認しましょう。
- 比較対象の期間はいつからいつまでか
- 季節変動やトレンドの影響を除外しているか
- サイト全体の数値か、特定ページだけの数値か
- 他の施策(広告、SNS、プレスリリースなど)の影響は除外されているか
これらが曖昧な場合、意図的に都合の良い数値を選んでいる可能性があります。
3. キーワードの具体性と検索ボリュームを確認する
「〇〇件のキーワードで上位表示」という実績は、必ず具体的なキーワードリストを求めてください。そして、それぞれのキーワードについて以下を確認します。
- 月間検索ボリュームはどのくらいか(Googleキーワードプランナーなどで確認)
- 競合性はどの程度か
- ビジネスに直結するキーワードか、関連性の薄いキーワードか
検索ボリュームがほぼゼロのキーワードばかりであれば、実績として評価できません。
4. 担当者の実名と顔が見えるか
信頼できるSEO会社は、担当者の実名や顔写真、経歴を公開していることが多いです。逆に、会社名だけで担当者が見えない、問い合わせても明確にしない場合は、責任の所在が曖昧になりやすく、実績の信憑性も疑問です。
5. 第三者による推薦や口コミがあるか
SEOセカンドオピニオンでは、こうした実績の検証を依頼されることも少なくありません。第三者の視点で実績を確認することで、冷静に判断できるようになります。
また、信頼できる口コミサイトやSNSでの評判、業界内での評価なども参考になります。ただし、口コミの中にも「サクラ」が紛れている可能性があるため、複数の情報源を照らし合わせることが重要です。
実績以外にも注目すべき「信頼性の指標」
実績だけでSEO会社の信頼性を判断するのは危険です。実績が本当だったとしても、自社に合うとは限らないからです。私は以下の点も併せて確認することをお勧めしています。
提案内容の具体性と論理性
「順位を上げます」「アクセスを増やします」といった抽象的な提案ではなく、「どのような手法で」「どのくらいの期間で」「どんな根拠で」成果が期待できるのかを、論理的に説明できる会社を選びましょう。
契約内容の透明性
契約書に具体的な業務内容、成果物、報告の頻度、解約条件などが明記されているかを確認してください。曖昧な契約は、後々トラブルの元になります。
過去の失敗事例も語れるか
成功事例だけでなく、「うまくいかなかった事例」や「その時にどう対応したか」を語れる会社は、誠実で実力がある証拠です。失敗から学び、改善できる姿勢こそが重要です。
コミュニケーションの質
問い合わせへの返信速度、説明の分かりやすさ、質問への誠実な対応など、コミュニケーションの質は、契約後の満足度に直結します。初期対応が雑な会社は、契約後も同様の対応が続く可能性が高いです。
「実績の嘘」に騙されないための心構え
ここまで具体的なチェックポイントをお伝えしてきましたが、最も重要なのは「疑う視点を持つこと」です。
私が相談を受ける企業の多くは、「まさか嘘をつかれているとは思わなかった」と言います。しかし、SEO業界には残念ながら、誇大広告や不誠実な営業が存在します。
だからこそ、契約前には必ず以下のことを心がけてください。
- 実績は「見せられたもの」だけでなく、自分で検証する
- 複数の会社から提案を受け、比較検討する
- 社内で判断が難しければ、第三者の専門家に相談する
- 契約を急かされても、冷静に判断する時間を確保する
特に「今だけの特別価格」「今月中に契約すれば」といった焦らせる営業トークには要注意です。信頼できる会社は、顧客が納得するまで待ってくれます。
判断に迷ったら、専門家の「セカンドオピニオン」を活用する
SEO会社の実績や提案内容を自分だけで判断するのは、非常に難しいものです。特に、社内にSEOの専門知識を持つ人がいない場合、何が正しくて何が誇張なのか、判断基準そのものが分かりません。
私がこれまでSEOセカンドオピニオンを通じて対応してきた相談の中には、次のようなケースがありました。
相談事例:契約直前に気づいた「実績の矛盾」
ある中小企業のWeb担当者の方から、「明日契約予定だが、提案内容に不安がある」という緊急の相談がありました。提案書を拝見すると、確かに実績は豊富に見えましたが、よく見ると同じサイトが複数のカテゴリーで重複掲載されていたり、順位データのキャプチャ画像の日付が不自然に加工されている箇所がありました。
すぐにその点を指摘し、SEO会社に確認を求めるようアドバイスしたところ、先方は明確な回答を避け、最終的に契約は見送りとなりました。後日、その担当者の方から「あのまま契約していたら、数百万円の無駄になるところでした」と感謝のメッセージをいただきました。
相談事例:既存契約の見直しで年間コストを半減
別の企業では、既に契約中のSEO会社の施策内容について相談を受けました。月額50万円の契約でしたが、実際に行われている作業は月に数本の記事更新と簡単なレポート提出のみ。市場相場と比較すると明らかに割高でした。
具体的な作業内容の見直しと、適正価格の提示を行い、結果的に契約内容を見直すことで、年間で300万円近くのコスト削減に成功しました。
なぜ「セカンドオピニオン」が必要なのか
医療の世界では、重要な手術や治療の前に「セカンドオピニオン」を求めるのが一般的です。それは、一つの意見だけでは判断を誤るリスクがあるからです。
SEOも同じです。高額な契約を結ぶ前、すでに契約している内容に疑問を感じた時、専門家の第三者的な視点を取り入れることで、正しい判断ができるようになります。
SEOセカンドオピニオンでは、月額30,000円でチャット相談し放題というスタイルで、気軽に、継続的に相談できる環境を提供しています。大きな契約を結ぶ前に、まず専門家に相談することで、無駄な投資や失敗を防ぐことができます。
まとめ:実績の「嘘」を見抜き、信頼できるパートナーを選ぶために
SEO会社の実績に「嘘」や「誇張」が含まれている可能性は、残念ながらゼロではありません。しかし、正しい知識とチェックポイントを持つことで、見抜くことは十分に可能です。
今回お伝えした内容をまとめると、以下の通りです。
- 実績サイトのURLと施策時期を確認し、可能な限り検証する
- 数値の比較条件や、キーワードの具体性を細かく確認する
- 担当者の実名・顔・経歴など、透明性の高い情報開示があるかを見る
- 実績だけでなく、提案内容の論理性や契約の透明性も重視する
- 判断に迷ったら、第三者の専門家に相談する
SEOは中長期的な投資です。だからこそ、信頼できるパートナーを選ぶことが、成果を左右します。実績の「見た目」に惑わされず、本質を見極める目を持ってください。
もし今、SEO会社の提案内容や実績に少しでも疑問を感じているなら、契約を結ぶ前に、ぜひ一度SEOセカンドオピニオンにご相談ください。あなたの不安を解消し、正しい判断をサポートいたします。