特定ページの順位が下がった原因と対処法|SEO実務者が解説

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特定ページだけ順位が下がる――その不安、よく分かります

サイト全体ではなく、特定のページだけ検索順位が突然下がってしまった。そんな経験をされた方は多いのではないでしょうか。私はこれまでSEOセカンドオピニオンというサービスを通じて、数多くの企業様からこうしたご相談を受けてきました。

「他のページは問題ないのに、なぜこのページだけ?」「外注先に相談したけれど原因がはっきりしない」「このまま放置していいのか判断できない」――そうした声は日常的にいただきます。特定ページの順位下落は、原因の特定が難しく、対処を誤るとさらに状況が悪化することもあるため、慎重な判断が求められます。

この記事では、特定ページの順位が下がった際に考えられる原因と、具体的な対処法について、実務経験をもとに解説していきます。

特定ページだけ順位が下がる主な原因

まず、特定ページの順位下落には、いくつかの典型的なパターンがあります。私がこれまで見てきた事例をもとに、代表的な原因を整理してみましょう。

1. コンテンツの陳腐化・情報の古さ

検索エンジンは常に「ユーザーにとって最も有益な情報」を上位表示しようとします。そのため、情報が古くなったページは、新しい情報を提供する競合ページに追い抜かれることがあります。

特に以下のようなジャンルでは、情報の鮮度が順位に直結します。

  • 法律や制度に関する情報(税制、法改正など)
  • 商品レビューや価格比較
  • トレンド性の高いテーマ
  • 統計データや調査結果を含む記事

以前、ある企業様から「去年まで1位だったページが急に圏外に落ちた」というご相談をいただきました。確認すると、そのページは2019年の税制改正に基づいた内容で、2022年時点では情報が古くなっていたのです。競合サイトはすでに最新の税制に対応した記事を公開しており、結果として順位が逆転していました。

2. 競合の台頭と相対的な評価の低下

自分のページは何も変えていないのに順位が下がる――これは「競合が強化された」ことが原因である可能性があります。

SEOは相対評価です。あなたのページが変わらなくても、競合がコンテンツを大幅に充実させたり、被リンクを獲得したりすれば、相対的にあなたのページの評価が下がります。

具体的には以下のようなケースです。

  • 競合が文字数を大幅に増やし、網羅性を高めた
  • 図や表、動画などのリッチコンテンツを追加した
  • 権威性の高いサイトからの被リンクを獲得した
  • ユーザー体験(表示速度、デザイン)を改善した

3. ページ内容とユーザーの検索意図のズレ

Googleは日々、検索アルゴリズムをアップデートしています。その中で「このキーワードで検索するユーザーは、本当は何を知りたいのか」という検索意図の解釈も変化します。

たとえば、「リモートワーク ツール」というキーワード。以前は単なるツールの紹介記事が上位でしたが、今では「導入方法」「比較ポイント」「実際の導入事例」といった、より実務的な情報が求められるようになっています。

あるクライアント様の事例では、商品紹介ページが突然順位を落としました。原因を調べると、検索ユーザーが求めているのは「商品説明」ではなく「使い方」や「導入後の効果」だったことが判明しました。

4. テクニカルな問題の発生

技術的な問題が原因で、特定ページだけがクロールされなくなったり、インデックスから外れたりすることもあります。

  • robots.txtやnoindexタグの誤設定
  • canonicalタグの誤った指定
  • ページ表示速度の著しい低下
  • モバイルでの表示崩れ
  • リダイレクトの設定ミス

特に、サイトのリニューアルやCMS変更の後に起こりやすい問題です。私が相談を受けた中には、WordPressのプラグイン更新後に設定が変わってしまい、特定カテゴリのページ全体がnoindex化されていたケースもありました。

5. Googleのコアアップデートの影響

年に数回実施されるGoogleのコアアップデートも、特定ページの順位変動の原因になります。アップデートでは、サイト全体ではなく、特定のトピックやページタイプに影響が出ることもあります。

特にYMYL(Your Money Your Life)領域のページ――健康、医療、金融、法律など、人々の生活に大きな影響を与えるテーマでは、E-E-A-T(経験、専門性、権威性、信頼性)が重視されるため、著者情報や出典の明記が不十分なページは順位を落としやすい傾向にあります。

順位下落の原因を特定する具体的な手順

原因が分かったところで、次は「どうやって原因を特定するか」です。私が実務で行っている診断手順をご紹介します。

ステップ1:順位変動のタイミングを確認する

まず、いつ順位が下がったのかを正確に把握しましょう。Google Search ConsoleやGRCなどの順位計測ツールで、変動の時期を特定します。

その時期に以下のような出来事がなかったか確認してください。

  • 自社サイトの更新やリニューアル
  • 該当ページの編集
  • Googleのアルゴリズムアップデート

Googleのアップデート履歴は、「Google Search Central」や「Search Engine Roundtable」などで確認できます。

ステップ2:Google Search Consoleで技術的問題をチェック

次に、Google Search Consoleで以下の項目を確認します。

  • 「ページ」セクション:該当ページがインデックスされているか
  • 「カバレッジ」:エラーや警告が出ていないか
  • 「モバイルユーザビリティ」:モバイル対応に問題がないか
  • 「ページエクスペリエンス」:Core Web Vitalsの状態

もしエラーが見つかれば、それが原因である可能性が高いです。

ステップ3:競合ページとの比較分析

現在上位表示されている競合ページと、自分のページを比較します。

  • コンテンツのボリューム(文字数、見出しの数)
  • 情報の網羅性(扱っているトピックの広さ)
  • 情報の新しさ(更新日、掲載データの年度)
  • ユーザビリティ(読みやすさ、図表の有無)
  • E-E-A-Tの要素(著者情報、出典、運営者情報)

この比較で、自分のページに不足している要素が見えてきます。

ステップ4:検索意図の変化を確認

実際にそのキーワードで検索してみて、上位ページがどんな内容になっているかを観察しましょう。以前と比べて、どんなタイプのページが上位に来ているでしょうか。

  • 情報提供型の記事か、商品販売ページか
  • 初心者向けか、専門家向けか
  • 網羅的な情報か、特定の切り口に特化しているか

検索意図が変化している場合、ページの方向性自体を見直す必要があります。

特定ページの順位を回復させるための対処法

原因が特定できたら、次は具体的な対処です。私がSEOセカンドオピニオンでアドバイスしている内容をベースに、実践的な施策をご紹介します。

対処法1:コンテンツの更新とリライト

情報の陳腐化が原因なら、コンテンツの更新が最優先です。

  • 最新の情報に書き換える(法律、統計データ、商品情報など)
  • 古い情報は削除または「過去の情報」として明記する
  • 更新日を明記し、Googleに「フレッシュな情報」として認識してもらう

ただし、単に日付を変えるだけでは効果がありません。実質的な情報の追加・更新が必要です。

対処法2:競合に負けない網羅性と独自性の追加

競合に負けている場合は、コンテンツの質と量を強化します。

  • 不足しているトピックを追加する
  • 図表、グラフ、動画などのビジュアル要素を追加する
  • 実体験や独自の調査データなど、他にはない情報を盛り込む
  • 内部リンクを整備し、関連ページへの導線を作る

ある企業様の事例では、競合が5,000文字のところ、自社は3,000文字しかなく、図表も一切ありませんでした。リライトで7,000文字に増やし、オリジナルの比較表とフローチャートを追加したところ、2か月後に順位が回復しました。

対処法3:検索意図に合わせたコンテンツ再設計

検索意図のズレが原因なら、ページの構成自体を見直します。

  • 現在上位のページの構成を参考にする
  • ユーザーが求めている情報を冒頭に配置する
  • 不要な情報は削除または下層に移動する

たとえば「○○ 導入方法」で検索されているのに、商品説明ばかりのページになっていませんか?ユーザーが本当に知りたいのは「どうやって導入するか」であって、「商品の特徴」ではないかもしれません。

対処法4:テクニカルSEOの改善

技術的な問題がある場合は、速やかに修正します。

  • noindexタグやcanonicalタグの設定を確認・修正
  • ページ表示速度を改善(画像圧縮、キャッシュ設定など)
  • モバイル対応の最適化
  • 構造化データのマークアップを追加

特に表示速度は重要です。Core Web Vitalsのスコアが悪い場合、それだけで順位が下がることもあります。PageSpeed Insightsで診断し、指摘された項目を改善しましょう。

対処法5:E-E-A-Tの強化

専門性や信頼性が問われるジャンルでは、E-E-A-Tの強化が不可欠です。

  • 著者情報を明記する(経歴、専門性、実績)
  • 出典やデータソースを明示する
  • 運営者情報を充実させる
  • 専門家の監修を入れる
  • 実体験や一次情報を盛り込む

特に医療・健康系のサイトでは、専門家監修の有無が順位に直結します。私が相談を受けた中には、医師の監修を入れただけで順位が10位以上上がった事例もあります。

外注先の提案が正しいか分からない時こそ、第三者の視点を

ここまで読んでいただいて、「やるべきことは分かったけれど、自社で判断するのは難しい」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。

実際、私のもとには「SEO会社から大規模なリライト提案を受けたが、本当に必要か判断できない」「順位が下がった原因について外注先の説明が曖昧で納得できない」といったご相談が日々寄せられます。

ある中小企業の担当者様からは、「外注先から『コンテンツを全面的に作り直す必要がある』と言われ、100万円の見積もりが来たが、本当にそこまで必要なのか分からない」というご相談をいただきました。詳しく見てみると、実際に必要だったのは部分的なリライトと技術的な修正だけで、大規模な作り直しは不要だったのです。結果的に、その企業様は無駄なコストを抑えることができました。

SEOの世界では、「やらなくていいこと」を見極めることも、「やるべきこと」を見つけることと同じくらい重要です。しかし、自社にSEOの知見がない場合、外注先の提案が適切かどうかを判断するのは困難です。

そんな時にこそ、SEOセカンドオピニオンのような、気軽に相談できる専門家の存在が役立ちます。月額30,000円でチャット相談し放題という手の届く価格で、外注先の提案内容のチェックや、順位下落の原因分析、今後の施策の方向性について、継続的にアドバイスを受けることができます。大きな契約を結ぶ前に、まずセカンドオピニオンを取ることで、無駄な投資や失敗を防ぐことができるのです。

順位下落後の「やってはいけないこと」

最後に、順位が下がった時に「やってはいけないこと」もお伝えしておきます。焦って間違った対処をすると、かえって状況が悪化することもあるからです。

1. 焦って大幅な変更をする

順位が下がるとつい焦ってしまいますが、原因を特定せずに大幅な変更をするのは危険です。特に、URL変更や大規模なサイト構造の変更は、さらなる順位下落を招く可能性があります。

2. 低品質な被リンクを大量に獲得する

「被リンクが足りないから」と、質の低いリンク業者から大量のリンクを購入するのは絶対に避けてください。Googleのペナルティ対象となり、回復不可能なダメージを受ける可能性があります。

3. コンテンツの過剰な詰め込み

「文字数が足りない」と、無理やりキーワードを詰め込んだり、関係ない情報を追加したりするのも逆効果です。ユーザーにとって価値のある情報を追加することが重要です。

4. 競合の丸パクリ

上位ページを参考にするのは良いことですが、内容をそのままコピーしたり、ほとんど同じ構成にしたりするのはNGです。Googleは重複コンテンツを評価しませんし、オリジナリティのないページは上位表示されません。

5. 何もせず放置する

「そのうち戻るだろう」と放置するのも良くありません。競合がさらに強化を進めれば、順位の差は開くばかりです。原因を特定し、適切な対処を行うことが大切です。

まとめ:特定ページの順位下落は「対処できる」問題です

特定ページの順位が下がると、不安になるのは当然です。しかし、原因を正しく特定し、適切な対処を行えば、多くの場合は回復が可能です。

重要なのは以下のポイントです。

  • 焦らず、まず原因を特定する
  • 技術的問題、コンテンツの質、競合の動向、検索意図の変化など、多角的に分析する
  • 原因に応じた適切な対処を行う
  • 外注先の提案が不安な場合は、第三者の意見を聞く

私はこれまで、SEOセカンドオピニオンを通じて多くの企業様のSEOに関する意思決定をサポートしてきました。「この施策は本当に必要か」「今の外注先の対応は適切か」「順位が下がった原因が分からない」――そうした疑問や不安があれば、いつでもご相談ください。大きな投資を決断する前に、まずは気軽に専門家の意見を聞いてみることをお勧めします。

特定ページの順位下落は、適切に対処すれば必ず改善できる問題です。この記事が、皆さんのSEO施策の一助となれば幸いです。

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